WEB制作の現場では、Movable TypeやWordpressなどのコンテンツ・マネジメント・システム(CMSツール)を活用したサイト構築が主流になり、スマートフォンやタブレット等の利用端末の変化に対応したレスポンシブ・ウェブデザインの採用も標準となりました。
CMSツールを利用することで、クライアントによるコンテンツの更新が容易になっていますが、商材を売るためのテキストライティングについては熟練が必要であり、コンテンツの投稿が簡単になっても、それだけではクライアントの記事更新ペースが上がるわけではありません。
コンテンツの更新によってすぐに商材が売れるならクライアントの記事更新は積極的になるものですが、現実には記事更新をしても反応を得るまでには時間がかかり、クライアントは効果の無い作業に徒労感を覚えサイト更新を止めてしまうことが多くなっています。
また、サイトのアクセス数や売上に大きな影響を与えるSEOについても、クライアントの認識が不足して成果が上がらないという問題もあります。
グーグルのペンギンアップデート、パンダアップデート、ハミングバードなど頻繁な検索順位の決定ロジックの変更によって、過去には効果があったSEO操作が現在では検索順位を悪化させる原因になってしまうことも珍しくありません。
このような売れるコンテンツ作りや最新のSEO操作、効果的なネット広告の活用法については、サイト運営歴が短いクライアントでは対応しきれないものです。
CMSツールによってサイト更新の作業性を良くしても、クライアントが成果を出せなければWEB制作の受注量は増えていきません。
そこで、WEB制作者としては初期のサイト構築だけでは無く、サイト記事の更新やSEO・ネット広告などの支援も行い、クライアントのネット営業の大部分をサポートすることで顧客満足度を向上させることを考える必要があります。
初期のサイト構築費用は低く抑え、月々の更新サポートを行って継続的に長期サポート費用を得る仕組みを作り上げたいものです。
これを1年単位の契約とし、その期間内に実績を上げて契約更新につなげれば、月々の固定収入が確保できます。
こうした更新サポートや更新代行サービスによってクライアントの売上向上を果たせれば、サイト制作者とクライアントの信頼関係は高まり、サイト制作者側からの営業提案も通りやすくなります。
このようなサイトの継続的更新代行サービスについては、「ホームページ運営代行業務契約書」を用いて契約を締結するとよいでしょう。